みなさん、こんにちは!リクルーティング・パートナーズ株式会社Indeed運用チームの山﨑です。
今回は、2021年6月1日からアナリティクスの指標に追加された「応募開始数」「応募開始率」「応募完了率」について解説します。
うちの応募開始率は高いのかな?基準がわからないよ…。
※この記事は2021年9月に公開しましたが、追記・修正を行い2022年11月に更新しました。
応募開始とは
Indeed(インディード)では、2021年6月1日から「応募開始」というパフォーマンスデータの提供を開始しました!
Indeedの「応募開始」は、求人検索画面で求職者が求人をクリックし、求人詳細ページ内の「応募画面に進む」や「応募先へ進む」などの応募ボタンをクリックしたタイミングを表しています。
「応募開始」のデータは、求職者が求人の詳細ページをチェックした後の行動を計測する指標のため、自社の求人を閲覧している求職者の応募意欲の有無を分析することができます。
Indeedアナリティクス画面に追加された指標の解説
実際のIndeedアナリティクス画面では、下記の指標が追加されています。
応募開始数
Indeed(インディード)の求人検索画面で求職者が求人をクリックし、求人詳細ページ内の「応募画面に進む」や「応募先へ進む」などの応募ボタンをクリックした回数を指します。
※応募開始数は、Indeed(インディード)上で計測されるためサードパーティクッキー(Cookie)のブロックによる影響を受けません。
応募開始率
応募開始数をクリック数で割った値のことを指します。
【計算方法】
応募開始単価
求人がクリックされた際に発生した金額(合計費用)を応募開始数で割った値のことを指します。
【計算方法】
応募完了率
求人への応募数を応募開始数で割った値のことを指します。
【計算方法】
応募開始から応募へと誘導するには?
応募開始数をたくさん獲得できても、応募まで繋げられなければ意味はありません。
応募開始数は、あくまでも「応募画面へ進む」ボタンをクリックしただけの状態であり、応募を完了したわけではないからです。
確実に「応募完了」へと導くには、下記の設定を今一度ご確認・修正していただくことで、改善を期待できるかと思います。
応募フォームの質問項目を増やしすぎない
応募の際に質問項目がたくさんある場合や、何ページも遷移しての入力になる場合は、応募者が途中離脱する可能性が高いです。
離脱を防ぐためにも、応募時に不要な質問項目は極力無くすようにしましょう!
質問項目が多いとめんどくさいなぁ。
Indeedカンタン応募を活用する(直接投稿型での掲載のみ)
直接投稿型の求人では、「プロフィールだけでカンタン応募」と「Indeed履歴書を使用して応募」を選ぶことができます。
「プロフィールだけでカンタン応募」は、必要最低限の入力内容で応募ができるため、求職者にとっては応募しやすいという利点があります。
【求人作成画面のサンプル】
【プロフィールだけでカンタン応募を利用した求人のIndeed検索画面での表示例】
Indeed Apply(Indeedエントリー)を利用する
従来のクローリング型の求人は、「応募先へ進む」ボタンをクリックした際に、該当する採用サイトへ画面が遷移していたかと思います。
Indeed Applyを搭載した採用サイト・ATSでは、「応募先へ進む」ボタンをクリックした際に、採用サイトへ画面遷移することなく、Indeed上でそのまま応募完了まで行うことができます。
応募情報を入力するページは、Indeedの直接投稿型と全く同じなので、直接投稿型の求人と同等の効果を期待できます。
【Indeed Applyを利用したサイトのIndeed検索画面での表示例】
直接投稿型の求人と同様で「この求人に簡単応募」という応募マークが表示されています。
※Indeed Apply(Indeedエントリー)の詳しい情報は、下記をご確認ください。
リクパーの実際の平均値をご紹介
「応募開始」に関する用語や対策はご理解いただけたかと思いますので、ここからは、弊社の実際の運用情報をご紹介していきます!
販売系の企業
【2021年7月度の平均値】
応募開始率 2.35%
応募完了率 37.41%
飲食系の企業
【2021年7月度の平均値】
応募開始率 2.16%
応募完了率 40.65%
派遣・紹介系の企業
【2021年7月度の平均値】
応募開始率 2.35%
応募完了率 20.27%
介護福祉系の企業
【2021年7月度の平均値】
応募開始率 2.03%
応募完了率 22.36%
まとめ
「応募開始」のデータは、応募完了まであと1歩まで来ている求職者の行動を知るための大変貴重な情報です。
「応募開始数は多いのに、応募数は少ないな…」と感じている企業様は、ぜひ「応募フォーム」の見直しから試してみてください!
応募意欲の高い求職者を逃さないためにも、はやめの改善をお勧めします。
※他の「Indeedの仕組み・用語」記事はこちら!
また、他にも運用方法をもっと詳しく知りたい、という方はお気軽にお問い合わせください。
弊社には運用のエキスパートがそろっていますので、必ず形に出来るかと思います!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。