みなさん、こんにちは!リクルーティング・パートナーズ株式会社Indeed運用チームの山﨑です。
今回は、最近よくお問い合わせをいただく、「Indeed上での就職お祝い金の扱い」について、詳しく解説いたします!
「就職お祝い金」って原稿内に書いても良いの?
就職お祝い金とは
「就職お祝い金」とは、職業紹介事業者や派遣事業者・雇用主等が求職者に対して、就職時や入社時・入社後に支給する「手当金」のことを指します。企業によって制度の内容や支給金額はさまざまで、「入社祝い金」「就職手当」などと呼ばれることも多いです。
ハローワーク(公共職業安定所)では「再就職手当」と呼ばれており、雇用保険の失業等給付の就職促進給付として数十年前から導入されている制度です。
*詳細はこちら
求人票内でよく見る「就職お祝い金」は、このハローワークの制度とは全く別物ではありますが、就職者を自社に引き寄せるために模倣して導入した企業も多いのではないかと思います。
【Indeed検索結果画面で表示された「祝い金」の記載がある求人票】
「就職お祝い金」禁止!?令和3年4月1日の法改正について
「お祝い金」その他これに類する名目で、求職者に社会通念上相当と認められる程度を超えて金銭などを提供することで求職の申し込みの勧奨を行ってはいけません。
※厚生労働省および都道府県労働局サイト参照
https://www.mhlw.go.jp/content/000747063.pdf
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/news_topics/jyukyuuchousei_030303.html
Indeedに「就職祝い金」の情報は記載できるの?
上記の改正文の通り、令和3年(2021年)4月から就職お祝い金の提供が禁止されました。
しかし、この法改正の対象企業は、「職業紹介事業者」です。
一般企業や派遣企業で求職者・内定者に対して「就職お祝い金」を提供している企業は、これまで通りお祝い金を支払っても問題ありません!
職業紹介事業者に該当する企業は、求人票内の職種名や仕事内容、福利厚生などすべての項目において「就職お祝い金」に関する情報を記載してはいけません。仮に記載がある求人票を掲載した場合は、Indeed社の掲載審査終了次第、有料掲載・無料掲載を問わず「非掲載」に切り替わります。
Indeedに「就職祝い金」の情報を記載する際の注意点
職業紹介事業者
「就職お祝い金」に関する情報は、求人票内から削除してください。「入社祝い金」「採用お祝い金」「就職手当」などの類似表現での記載もNGです。
Indeed社の掲載審査に落ちた求人票は、自動で「非掲載」となります。求人票掲載後にIndeed上で掲載されていない場合は、「審査に落ちている」状態なので、今一度作成した求人票内を隅々までチェックしてください。
また、求人票が「非掲載になった」ことに対する通知等のサービスはございませんので、ご自身で掲載状況の確認を行う必要があります。
職業紹介事業者以外
職業紹介事業者以外の企業の場合は、社内の規定に沿って記載することをお勧めします。規定通りに記載しなかった場合、求職者や内定者との間でトラブルが発生する可能性があります。
「お祝い金」は求職者にとってはメリットと感じる項目なので、具体的にわかりやすく記載しアピールしましょう。
まとめ
就職や採用に関する法律は今後も改定され、それに伴い、Indeedの掲載基準も更新されていくと思います。今後も本ブログで最新情報を発信していきますので、ぜひチェックしてください!
また、Indeedの疑問点がある企業様や「原因がわからない…」とお困りの企業様がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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