扶養内勤務希望者を採用するメリットと採用ポイント

こんにちは!リクルーティング・パートナーズ株式会社の牟田口です。

わが社では、昨年3月にお子さんを出産されたママさん社員が、育休を終えて今月復帰してくれました!
私自身も0歳児の双子を育てている身なので、育児をしながらの仕事復帰の大変さもある程度は理解できているつもりですが、頼もしい仲間が戻ってきてくれるのはやはり嬉しいものでした。
「おかえりなさい~♪」なんて話をしながら会社を見渡すと、弊社には主婦さんが多いことに改めて気付きました。

今の日本では実に6割以上の世帯が「共働き」と言われています。夫婦の働き方には様々なパターンがありますが、中でも多いのが「男性が正社員として働き、主婦である女性がパートに出る」というパターンです。

そんな共働き世帯の主婦さん(もちろん主夫さんも)が気にされているのが「扶養内勤務ができるかどうか」です。

扶養内勤務希望者は、アルバイトや派遣社員が必要とされる職場にとって重要な戦力です。
「どうすれば扶養内勤務希望者をうまく採用できるのか?」「業務に支障が出ない仕組み作りはどうすれば?」とお悩みの企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、扶養内勤務希望者のメリットと、採用する際のポイントをご紹介します!

「扶養内勤務」とは?

配偶者や親などの「扶養の範囲内」で働くことで、さまざまな控除を受ける働き方のこと。
「扶養の範囲」か否かや控除の内容は年収によって決まります。
例えば、年収103万円以内であれば所得税が課されません
また、世帯主が高所得者でない場合、年収150万円以下の扶養内勤務者は「配偶者の扶養内控除」を受けることができます

アルバイト・パート採用のポイントについてはこちら!

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扶養内勤務採用のメリット

まずは、求職者・企業双方の視点で扶養内勤務のメリットを解説します

求職者視点

・扶養内控除が受けられる
・家事や子育てとのバランスが保てる

求職者にとっての扶養内勤務をするメリットは、なんといっても「扶養内控除が受けられる」こと。

また、「扶養の範囲内」に年収を抑えようとすると必然的に労働時間も短くなるため、家事や子育ての時間を十分に取れることも魅力です。

企業視点

・扶養内勤務希望者は人数が多い!

扶養内勤務希望者を採用ターゲットとするメリットはズバリ「層の厚さ」です。
労働力不足が問題となる中で、どの業界も少ないパイ(求職者)を取り合う事態となっています。

そんな中で、「扶養内勤務を希望しうる人(≒共働き世帯)」は増えており、今後もさらなる増加が見込まれます。労働力確保のためには、扶養内勤務者を採用ターゲットに含めることが必須であるといえるでしょう。

扶養内希望者を採用する際のポイント

それでは、実際に扶養内勤務を希望している方が気にしているポイントをご紹介します。
これらのポイントを押さえて、求職者の不安を解消できるような求人原稿を作りましょう。

基準額を超えない勤務が可能かどうか

扶養内勤務希望者が気にしているポイントは、やはり「収入」
せっかく扶養内勤務を希望しているのに、収入が基準額を超えてしまうと元も子もありません。
単に「扶養内勤務OK!」と記載するだけでなく、実際の従業員の給与例を記載すると効果的です。

毎月一定の収入でなくても大丈夫!

年末年始や子どもの長期休みなどの都合で、時期によって勤務できる日数が異なる求職者も多くいます。
その場合、収入が高額になる月があったとしても、他の月の勤務日数を調整することで年収を規定額に収めることができます。
このような求職者には、「稼ぎたい月にはしっかり稼げて、休みたいときにはしっかり休める」という打ち出し方も効果的です。

シフト、急な休みなどの対応に柔軟性があるかどうか

扶養内勤務希望者の多くはやはり主婦(夫)さんです。

求職者
求職者
(主婦)

子どもがまだ小さいから、急に病気になったときに仕事を休めるか心配

採用ご担当者
求職者
(主夫)

親の介護の都合で週3日程度しか働けないんだけど、理解してもらえるかな

こういったお悩みを抱えている方がほとんどです。
短時間勤務や柔軟なシフト変更が可能かどうかをしっかり記載しておきましょう!

また、周りに同じ境遇の従業員が多い職場は、「理解が得られて働きやすい」というイメージを持たれます。
そのような従業員がいる場合は、「子育て中の30代主婦(夫)さん活躍中!」というように積極的にアピールしましょう!
加えて、急な休みも持ちつもたれつで業務が回るように、できるところは仕組みを整えておくことも大切です。

働く時間帯、勤務地がライフスタイルに合っているか

働く時間帯

子どもの幼稚園や親のデイサービスと被っている10時から15時の時間帯は、主婦パートのゴールデンタイムといわれています。
この時間帯に働ける仕事は扶養内勤務希望者からの人気も高くなっています。

勤務地

扶養内勤務者は仕事と同等に家のことも重視したいと考えています。
そのため、自宅からの距離や通いやすさも重要なポイントとなります。
交通の便が悪い職場の場合は、送迎バスや自転車通勤者への交通費支給などの通勤ストレスを減らす施策を取り入れると良いでしょう。

まとめ

今回のポイントは、以下のとおりです。

・共働き世帯の増加に伴って、扶養内勤務希望者が増えている。
給与例やシフトの柔軟性、休みの取りやすさなどをアピールすることが効果的。
・10~15時の時間帯が応募者に人気。

「扶養内勤務者はフルタイマーより使いづらい」といった風潮はもう消えつつあります。
人材確保のためにも、扶養内勤務希望者の受け入れ体制を整えていきましょう!

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