みなさん、こんにちは!リクルーティング・パートナーズ株式会社の河野です。
年末年始のことを考えると浮足立ってしまう12月初旬。
仕事も年内にスッキリと終えられるようにと取り掛かっていた際、ゾッとする怖いお知らせが届きました…。
その内容は、ある特定の文言を職種名や原稿内に記載すると、Indeedの原稿が非掲載にされてしまう、といったものでした。
該当する文言を確認してみると、中にはよく使ってしまうワードや、思わず書いてしまいそうなワードも……。
すぐに、リクパーで運用している原稿内にそれらの文言が入っていないか、見直す必要がありました。(無事完了)
最近はIndeedにゾッとさせられてばかりですね。
(前回ゾッとした際の内容はコチラ↓)
呪われているのでしょうか……。
いいえ、違います。
Indeedの審査が厳格化しているのです!!!
今回の記事では、厳格化の理由と共に、絶対に書いてはいけないNGワードをお教えします!
※この記事は2020年12月に公開しましたが、追記・修正を行い2022年11月に更新しました。
最近、Indeedの審査が厳格化している理由
いま、Indeedの審査はどんどん厳しくなっています。
掲載中の原稿が続々と非掲載になってしまう事象は、2020年10月頃から明らかに増えていました。
複数の原稿が同じ内容(重複求人)だとみなされたり、職種名が不適切だとされたりして、非掲載になっていたのです。
審査が厳しくなっている背景は、求職者にとって本当に最適な求人を表示するため。
Indeedでは一原稿で「一職種×一勤務地」が大原則ですが、表示回数を上げるために同じ内容の原稿を複数作り、掲載している企業もあります。
SEO対策をしようとして同じ内容のミラーサイトを作りまくるHPが増えた結果、グーグルに規制された事件を思い出しました。(※10年以上前)
目的や手法としては同じようなものですよね〜。
そのような重複原稿ばかりでは、求職者に最適な求人を届けることは難しい。
そこで、Indeedはクオリティ審査を厳しくし、求職者にとって価値のある原稿だけを表示しよう、と考えているのです。
それでは、具体的にNGになる文言を紹介していきます。
原稿に書いちゃダメ!IndeedのNGワードを一挙公開!
(1) 職種名に入れないほうがいい、NGワード
今回の求人は未経験の人にもいっぱい応募してほしいから、職種名は『コールセンタースタッフ(未経験歓迎)』にしよう!
未経験者が来ても、教育に時間がさけないなぁ…。職種名は『ルート営業(経験者のみ)』にしようや〜。
…そう、以下の文言を職種名に入れると、非掲載にされてしまう可能性があります。
えーーーっ!!
今はもう原稿に「未経験歓迎」とか入れたらアカンの!?
職種名に上記のワードを入れた場合、未経験でも応募できる仕事なのか、経験者・有資格者でないとだめなのか、職種名を見ただけで判断することができます。
これは、応募資格のない人からのクリックを防ぎ、無駄な費用を消費しないという上で非常に有効でした。
しかし、現在ではこれらを職種名に入れると、Indeed原稿が非掲載になってしまう可能性を孕む危険ワードとなってしまいました。
これらのワードは有料運用では非掲載になる可能性は低いのですが、無料での運用だと高い確率で非掲載になると言われています。
少しでも非掲載になってしまう可能性があるのなら、職種名に入れるのはオススメしません。
こんなの、トラップやんか〜。
職種名の書き方については、このブログ内でもテーマとしてよく取り上げています。
常に言っていることではありますが、やはり…
職種名と関係のない文言は書かない!!!
これが一番大事なことです。
「高時給」「短時間OK」「アクセス便利」「今なら正社員採用」……アピールしたいことは山ほどあるかと思います。ですが、そこはグッとこらえ、職種名を書くだけに思いとどまりましょう。
そして、職種名は具体的に、仕事内容がイメージできるように、というのがポイントです。
このバランスは難しいですが、しっかりと守っていれば非掲載になることも、職種名のせいでクリック数が落ちてしまうこともありません。
職種名の書き方については、以下の記事もあわせてご覧ください↓
(2) 原稿全体に入れてはいけないNGワード
そして、新たにNGワードとして仲間入りした特定文言がコチラ。
原則、求人広告内で年齢や国籍を制限する文言は禁止されています。
今までIndeedで厳しく取り締まれていなかったものを、しっかりと取り締まるようになった、ということでしょう。
また、最低賃金を下回る完全歩合制も法律によって禁止されています。
Indeedで、完全歩合制で募集している求人は、最低賃金を上回っているかどうかの判断がつかないため、非掲載となります。
「この文言はIndeed原稿に書いてもOK?」と疑問が出てきそうなワードを下記にまとめたので、参考にしてみてください。
これらの文言は大丈夫!掲載OKなワード例
これらの文言は気をつけて!掲載NGなワード例
また、特定の年齢をターゲットにしているために、上記のNGワードが入ってしまっている場合は、このように変えてみてください。
「20代~30代歓迎」→「20代~30代が多数活躍中」
「中高年・ミドル歓迎」→「中高年・ミドル世代の方が活躍中」
「歓迎」はダメですが、職場の環境・現状を表す「活躍中」は表記可能なのです!
「若い人がほしい!」「ターゲット層は中高年だ!」という方は、「活躍中」文言を活用してみてください。
なるほど、「活躍中」と書けばいいんだね!
確かに、これなら職場の環境を説明しているだけだからね!
…ちなみにですが、応募条件に年齢制限を設けても、定年制度やキャリア形成のためと記してあれば、上記のような文言も記載できます。
なるほど〜、勤務上どうしても必要な条件になる場合は、カッコでただし書きを付け加えてやればええんやな!
また、以下の記事でもNGワードとOKワードを紹介しています。
ぜひあわせてご覧くださいね。
Indeedの審査が厳格化する中で、効果を上げるために
Indeedの審査はどんどん厳しくなっています。
今後、さらに厳しくなることはあっても、緩くなることはないと考えられます。
原稿作成をする際には、非掲載にならないよう、今回の記事で紹介した特定文言・その他のNGワードに気を付けてください。
また、表示回数やクリック数、応募数をアップさせるために、ターゲット層を明確にした内容、シンプルな職種名、原稿内へのキーワード追加など、状況に合わせた改善を行ってみてください。
このマーケティングブログでも以前、ケース別の運用ノウハウを紹介しました。
運用のどこでつまずいているのかを明確にすると、改善策がわかるはずです!
最後に
今回は、原稿作成において使用を避けるべき特定の文言を紹介しました。
もし運用中の原稿が非掲載になっていた場合は、この記事を参考に、あてはまる部分がないか調べてみてください。
また、他に問題をお持ちの方や、運用方法をもっと詳しく知りたいという方は、お気軽にお問い合わせください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。