こんにちは、リクルーティング・パートナーズ株式会社の鮎川です。
いつも当マーケティングブログをご覧いただき、ありがとうございます!
私たちリクパーは、Indeedの運用を0からスタートしました。
そして2年でシルバーランクに昇格し、九州No.1のIndeedアカウント導入実績数を誇るまでに成長しました。
掲載リピート率も常に8-9割を維持しており、有難くも多くのお客様の支持を得られているのではないかと思っています。
これだけの大量の企業様アカウントをリピート運用できているのは、ひとえに「私たちがお客様へ、”効果”でお返しができているから」だと信じております!
そしてこの記事は、日々多くの企業様に支えられてきた我々からの恩返しのために執筆しました。
●Indeedを導入してみたものの、なかなか効果が出ない…。
●社内に詳しい人もいないから、どう改善したらいいのかわからない。
●いつかは代理店運用を試してみたいけど、まだまだ自社運用で何かできる気がする。
このようなお悩みを持つ採用担当者様が、ご自身で効果的なIndeed運用ができるよう、弊社の運用ノウハウをまとめました!
もちろんすべてのテクニックではありませんが(門外不出の企業秘密です)、標準レベルの運用のコツを余すことなく公開したいと思います。
そしてこの記事は、Indeed運用の成功確率を高めるよりも、Indeed運用の失敗確率を下げる観点でまとめております。
「こうすれば失敗しない!」という、まさにIndeed初心者の方向けの内容になっています。
記事内に記載している「原因」と「解決策」をすべて実行していただくことで、一定の運用水準が保てるとお約束いたします。
標準レベルの運用知識ではありますが、かなり長めの記事になっていますので、ぜひ、ブックマーク(お気に入り登録)をして、毎日コツコツと改善いただけますと幸いです。
(はじめに)そもそもIndeedにおける「運用」って何だ?
弊社におけるIndeed運用は、「表示回数(IMP)とクリック率(CTR)と応募率(CVR)の最大化」である。と定義しています。
式で表すとこのようなカタチになります。
つまり、表示回数(IMP)×クリック率(CTR)×応募率(CVR)の掛け合わせを最大化させることが(リクパーの定義する)Indeed運用です。
運用って、具体的に何をすればいいのかわからない…。
運用における目標(どの指標を改善するのか)が分からなくて、何も手をつけられなかった。
という方は、ぜひ、頭の隅っこに置いて、以降の記事を読み進めていただけますと嬉しいです。
【課題1】表示回数が伸びない問題
【原因①】日額予算の上限額が低い(有料掲載の場合)
Indeedの有料掲載は、1日の予算上限に達した時点で広告が終了します。
そのため、1日の予算上限額が低く設定されていると24時間フルで掲載できずに表示回数が伸びないことがあります。
【解決策①】日額予算の上限を上げましょう
Indeedではアメリカ時間が適用されるため、1日の切り替えが14:00に行われます。
あまり低く設定しすぎると14:00~夜にかけてクリックされ、予算上限に達してしまい、翌日は一切表示されないといった現象が起きてしまいます。
このような現象が起きる場合は、日額予算の上限額を上げてください。
【原因②】クリック単価が低い(有料掲載の場合)
クリック単価を低く設定しぎると、日額予算上限額に達さず、上限額いっぱいに表示がされません。
結果的に表示回数が伸びないことがあります。
【解決策②】クリック単価を上げましょう
広告キャンペーン毎の日額予算上限額を確認し、クリック単価を上げてください。
【原因③】クリック単価が高い(有料掲載の場合)
クリック単価を高く設定しぎると、日額予算上限額に早めに達してしまいます。
そして、次の1日の切り替え時間まで一切表示がされないので、結果的に表示回数が伸びないことがあります。
【解決策②】クリック単価を下げましょう
広告キャンペーン毎の日額予算上限額を確認し、24時間めいっぱいIndeed上に掲載されるよう、クリック単価を下げてください。
【原因④】広告キャンペーンに抽出漏れの案件がある
ケアレスミスに近いですが、掲載予定の案件が広告キャンペーンに含まれておらず、表示回数が伸びていないことがあります。
↓キャンペーンって何?という方は、こちらの記事が参考になります。
【解決策④】キャンペーンに含める案件のクエリの修正をしよう
管理画面上で総求人数を確認し、各広告キャンペーン内の”求人広告数”を合計した時に相違がないかを確認してください。
【原因⑤】広告キャンペーンに、クリックされていない案件が混ざっている
広告キャンペーン内の案件に、不人気職種やアクセスの不便な勤務地などの求人案件が混ざっていると表示回数が伸びないことがあります。
【解決策⑤】別の広告キャンペーンで配信し、露出させる
該当案件のクリック率を確認し、クリック率が低い場合は、その案件だけ別の広告グループで配信します。
【原因⑥】広告キャンペーンを細分化しすぎている
Indeedでは同じクリック単価でも、1広告キャンペーンの中で案件数が多い方が上位表示されるというルールがあります。
例えば、案件数を1,000件持っているA社と、1件だけしか案件のないB社がIndeed内で競合したとします。
A社は入札価格10円、B社が入札価格100円だとしても、A社の方が上位に表示される可能性があります。
そのため、アカウント設計をする際は、キャンペーンを細かく分けすぎないという事も重要です。
【解決策⑥】類似案件を同じ広告キャンペーンにまとめましょう
クリック単価相場が近しい案件をまとめて、キャンペーン内の案件数を確保しましょう。
例えば、福岡求人のキャンペーンと、熊本求人のキャンペーンのクリック単価がほぼ同じくらいだった場合、福岡と熊本の案件を1キャンペーンにまとめるなどです。
【原因⑦】広告キャンペーンをまとめすぎている
クリック単価相場が近しい案件を同一広告キャンペーンで運用していると、人気案件ばかり表示されてしまいがちです。
結果、不人気案件は最適に表示がされず、結果的に表示回数が伸びないことがあります。
【解決策⑦】広告キャンペーンを細分化しましょう
クリック単価相場が近しい案件を細分化しましょう。
例えば、
職種軸(営業/事務/エンジニア…等)、勤務地軸(福岡、それ以外…等)などでまとめる。
【原因⑧】原稿内のキーワード量が少ない
Indeedは求人原稿全体が検索の対象となるため、原稿内に求職者が検索しそうなキーワードが少なすぎると表示回数が伸びないことがあります。
【解決策⑧】原稿内のキーワードを追加してみましょう
仕事内容の詳細や福利厚生など、求職者が検索するであろうキーワードを考え、追加していきます。
※過度のキーワード重複記載は求職者の応募意欲に影響するため注意が必要です。
↓職種別にキーワードをまとめた資料が無料DLできます。ぜひ参考にしてください。
【原因⑨】未掲載の案件がある
単純に求人案件が少なくて、表示回数が伸びないことがあります。
【解決策⑨】未掲載案件の追加掲載をおすすめします
非公開求人や未掲載になっている案件があれば、追加掲載しましょう。
【課題2】クリック率が低い問題
【原因①】キャンペーンが適切に組まれていない
求人案件ごとにクリック率の差異が出るため、キャンペーンが適切に組まれていないと、案件が露出されずにクリック率が低くなることがあります。
【解決策①-1】クリック数の多い案件でキャンペーン作成
【解決策①-2】クリック率の良い案件を1キャンペーンにまとめる
【解決策①-3】クリック率の低い案件を除外する
上記1-3、いずれもIndeedアナリティクスでクリックの多い/少ない案件の傾向を分析し、その傾向を加味してキャンペーンを組み替えることをおすすめします。
【原因②】検索結果画面で職種名が全て表示されていない(スマホ)
スマホ画面内に収まりきらない文字数の職種名を付けている場合、「・・・」と省略されてしまいます。肝心の仕事内容がわからなくなってしまうため、クリック率が低くなることがあります。
【解決策②】職種名を15文字以内に変更する
【原因③】職種名がわかりにくい
求職者が仕事内容を想起しにくい職種名を付けている場合、クリック率が低くなることがあります。
【解決策③】職種名を具体的にする
仕事内容に関連する文言を追加し、具体的に仕事内容が伝わる職種名に変更しましょう。
【原因④】原稿内キーワードの関連度が低い
原稿内に散りばめられているキーワードの関連度が低いと、求職者が意図している検索ニーズと合致せずにクリック率が低くなることがあります。
【例】「医者 東京」で検索した際、「車のお医者さん」でヒットする【解決策③】関連性の低いキーワードを精査する
Indeedアナリティクスのキーワードランキングを参考に、原稿内の不要キーワードを修正しましょう。
【課題3】応募率が低い問題
【原因①】自社サイトからの応募が発生しない
コンバージョン・トラッキングコード(応募を計測するためのコード)が採用サイトに正しく設置できていない、または未設置の場合、管理画面で応募がカウントされません。
(※管理画面で数値を計測できていなくても、実際の応募は発生しているので、応募者からのメールをご確認ください)
【解決策①】コンバージョン・トラッキングコードの設置状況を確認する
採用サイトの「応募完了ページ」内の、<body>この位置</body>にコンバージョン・トラッキングコードが設置されているか確認しましょう。
(※確認方法がわからない場合、WEB制作に詳しい方に確認するのがよいでしょう)
【原因②】求人票内に、必要最低限の内容しか記載されていない
Indeedは求人票が命です。
求人票(求人原稿)内に、必要最低限の内容しか記載されていないと、企業や仕事理解が進まずに応募率が低くなることがあります。
↓詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【解決策②】原稿を具体的に記載する
【原因③】ファーストビューが最適化されていない
一般的にwebサイトに訪れたユーザーは、そのwebサイトが自分にとって必要かどうかを3秒で判断していると言われています。
ファーストビューとは、スクロールせずに最初に見えるサイトの画面範囲のことです。
ファーストビューの範囲内に必要な情報が表示されないと、応募率が低くなることがあります。
【解決策③】ファーストビューの改修
求職者の目線に立ち、まずはじめに見たいであろう情報(仕事情報やアピールポイント)や、応募ボタンをファーストビューに入れ込みます。
【原因④】レコメンド機能がない
レコメンドは楽天、Amazonなどで「●●を購入した人は■■も見ています」というオススメが出てくる機能のことです。
レコメンド機能があると近隣エリアの別求人をオススメすることができるため、応募率UPに繋がります。
【解決策④】レコメンド機能の追加
レコメンド機能を追加し、求人ページの下部に、類似案件を複数表示するようにするとよいでしょう。ただし、機能の実装には費用がかかる場合がありますので、貴社のWEB制作をご担当されている方に一度ご相談ください。
【原因⑤】応募フォームの入力項目が多い
応募フォームの入力項目が多すぎると、入力自体に求職者がストレスを感じ、応募率が低くなることがあります。
とくに、志望動機、自己PRなど、長文を記述させるタイプのフォームは特に敬遠される傾向があります。
項目数が多いと、入力に時間がかかるばかりか、入力中にセッション切れを起こすともう二度と求職者は応募をしてくれません。
【解決策⑤】入力項目の精査をしましょう
まずは、応募に際し必要最低限の項目に絞ることをおすすめします。
志望動機や自己PRなどの長文記述、何を書いていいのか迷ってしまう「任意」項目はなるべく削除しましょう。
【原因⑥】応募ボタンの場所
応募ボタンが目立たない位置にあったり、ボタン自体の訴求が弱いと応募率が低くなることがあります。
【解決策⑥】応募ボタンのレイアウト変更をしましょう
●ボタンがあまりにも小さい場合
→スマホを使っている人がタップしにくくなるので、大きいボタンに変えます。
●ボタンが一番下など特定の場所に1つしかない場合
→ページの、上・中・下に設置することをおすすめします。一番上にある応募ボタンは誰も押さないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、一度検討して応募をしに戻ってくるリピーターもいます。
●ボタンがサイト内のほかのボタンのデザインと全く同じ
→「つづきを読む」「資料請求」「詳しくはこちら」などのボタンと同じデザインの応募ボタンの場合、求職者が見逃します。応募ボタンは、ページの中で目立つデザインにしましょう。
最後に
以上が原因と対策になります。
運用時は本記事をブックマークいただき、定期的に見返していただくと嬉しいです。
(1週間~2週間おきに見返していただくのがよいと思います)
Indeed運用はクリック単価が低すぎると予算を費消しませんし、高すぎると費消ペースが早く、24時間めいいっぱいIndeed上に掲載されません。
広告キャンペーンを細分化しすぎると1キャンペーンあたりの案件数が減り、競合に競り負け、広告キャンペーンをまとめすぎるとキャンペーン内の案件単価にバラツキが生まれ、最適に予算費消されない、といったことが起こります。
つまり「Indeed運用」は、このバランス感覚が非常に重要なのです。
まだまだここに書ききれない運用テクニックはたくさんあります。
そして読んでいただいた方はわかると思いますが、なかなか貴社だけで実行することは難しいテクニックもたくさんあります。
もっと詳しく知りたい!という方はぜひお問い合わせください。
リクルーティング・パートナーズ株式会社はインディードの掲載から掲載後のフォローまで、すべてお任せ頂けます。
ご不明な点、採用やIndeed運用に関するお悩み等ございましたら、お気軽にお問い合わせください!