みなさん、こんにちは!リクルーティング・パートナーズ株式会社の河野です。
夏の匂いはいつの間にか過ぎ去り、夜風の肌寒さがまだ心地よく感じられる。
そんな10月中頃、今思い出しても身震いするような恐ろしい事件が起きました。
それは、知らぬ間に私たちの背後に、ひっそりと、でも着実に、近づいていたのでした……。
ええと、結論からいうと、リクパーで運用していた求人が続々と非掲載になっているという事象が起こっていました。
突如、何の知らせもなく、気づいたら、Indeedに掲載されていなかったのです。かなりゾッとしました。
アカウントを一つひとつ確認し、非掲載になっている原稿がないかチェックしてIndeedに連絡。掲載されるように対応していただき、事なきを得たのですが……
なぜ、このようなことが起こったのか。
今回は、どうしたら求人を非掲載にされずに済むのか、また、このような状況でどうしたら効果が出せるのかをお伝えします。
※この記事は2020年10月に公開しましたが、追記・修正を行い2022年11月に更新しました。
Indeedで求人が非掲載になってしまう原因
非掲載になったIndeed求人とそうでないIndeed求人を見比べ、分析したところ、求人が非掲載とされてしまった原因は以下のように考えられました。
- アカウント内で重複求人とみなされてしまった
- 職種名に不適切なワードが入っていた
- 原稿の表記規定に則っていなかった
今まで掲載できていたのに、突然重複(同じ求人を投稿している)とみなされたり、職種名として不適切だとされたりして、非掲載になってしまったということは、おそらくですが、以前に比べてIndeedの原稿の審査が厳しくなったのだと思います。
その背景としては、以下のことが考えられます。
なぜIndeedは審査を厳格化したのか?
Indeedの仕組みとして、投稿(掲載)する求人数が多ければ多いほど、表示回数が増えるのは当然。
Indeedでは一原稿で「一職種×一勤務地」が大前提ですが、表示回数を上げるために同じ内容の原稿を複数作り、掲載している企業がありました。
そのような重複原稿がIndeed上に蔓延し、求職者にとって最適な求人を表示することが難しくなったため、今回のようにクオリティ審査が厳しくなったのだと推測できます。
では、ケース別にIndeedで非掲載になってしまう求人原稿の具体例と、その対処法を見ていきましょう!
ケース別!Indeedに非掲載にされないための対処法
(原因1) 重複求人とみなされた場合
リクパーで運用中の求人が急に非掲載になっていた一番の理由は、重複求人とみなされていたからでした。
しかし、今回は、意図的に複製していない原稿も重複とみなされて非掲載になっていたので困り果てました。Indeedの鉄則として、同じ内容の原稿を複数掲載することができないというルールがあります。
重複原稿かどうかはIndeedのロジックで判断されるので、もし、掲載している企業が
いやいや、これは仕事内容が全然違うんだよ!
日勤と夜勤での募集だから、同じ原稿じゃないよ!
…などと言ったところで、Indeedの審査が通らなければNGなものはNGなのです。
そこで、重複求人とみなされないような原稿の書き方が必要となります。
例えば、同じ職種・勤務地で勤務時間帯が違う場合を考えてみます。
どうしても仕事内容が同じになってしまいますが、これも書き方を工夫すれば大丈夫です。
日勤・夜勤で募集しているとすれば、
これは一例ですが、上記のような改善策があります。
仕事内容は同じだからといってIndeed原稿をコピペして作成するなんて問題外!
職種名がほぼ同じで仕事内容が多少違っている原稿が非掲載になっていた場合も、とにかく記載方法を変えて、誰が見ても違う原稿なのだとわかるようにしましょう。
ここで問題になるのが、表示回数を上げるために、意図的に一つの求人から複数の原稿を作成して、水増ししていた場合。つまり、本当に重複原稿だったケースです。
上記のように仕事内容の書き方を変えて修正を行い、もう一度原稿をアップすれば掲載できるかもしれません。
…でもそれも一時の話。
今後、Indeedのクオリティ審査が緩くなるとは考えにくく、また非掲載になったら原稿を微修正して……と繰り返しになってしまうのが目に見えています。
長期的に考えても、Indeedのルールに従って水増し原稿を作らないことをお勧めします。
(原因2) 職種名に不適切なワードが入っていた場合
「職種名には、職種と関係のないワードは入れず、シンプルに!」
これもIndeedで掲載するなら知っておくべき鉄則です。
職種名の書き方は以下の記事を参照ください↓
https://www.recpar-marketing.com/2019/04/19/jobtitle
今回のクオリティ審査の厳格化の伴い、職種とは関係のない不適切なワードが入っている原稿が非掲載にされてしまっている可能性があります。
紹介した記事内でも説明していますが、下記の職種名は全部不適切であると判断されるものです。
①②は、抽象的すぎて職種が全くわかりません。
これでは非掲載にされてしまうのも仕方がないですね。
③④に関しては、コールセンターという職種だとはわかるものの、職種と関係のないワード(「キラキラオフィスで働く★」「時給1200円以上可!」「博多駅直結」「土日祝休み」)が盛り込まれています。
アピールポイントを入れたい気持ちもわかりますが、そこはグッとこらえて下記のように変えてみましょう。
これだけで、具体的かつシンプルな職種名となります。非掲載にされる心配もありません!
(原因3)原稿の表記規定に則っていなかった場合
重複求人でもない、職種名もいたってシンプルかつ具体的。
それでも非掲載になっている場合は、求人広告の表記規定に則っていなかったというケースが考えられます。
例えば、求人票内での年齢制限や差別につながるような表現はNGです。
応募資格に下記のような文言があると、アウト!です。
原則、年齢を制限しての募集はできませんが、定年制度やキャリア形成のためと記してあれば表記可能です。
「主婦」は、性別を制限しているので不可。「明るく元気な方」は性格や身体条件を制限しているとみなされるので、以下のように変えましょう。
細かいかもしれませんが、しっかりと求人広告の規定に則った表記をすれば、非掲載になることはありません。
以下の記事にもNGキーワードとOKキーワードを紹介していますので、ぜひご覧ください↓
https://www.recpar-marketing.com/cannotpublish#toc11
これはケース(1)~(3)の全てで言えることですが、非掲載になってしまった求人を修正するだけでは、再度掲載してもらうことはできません。
新規の原稿として作り直し、URLを新しくする必要がありますので、注意しましょう!
Indeedの審査が厳しい中、効果を上げるためにやれること
Indeedの審査が厳しくなったいま、着実に効果を上げるにはどうすればよいのか…?
まずは、非掲載にならないように求人を作成することが大前提!
今回の記事で紹介したケースに注意して原稿作成をしてみてください。
それから、一つの原稿でしっかりと表示回数やクリック数、応募数をアップさせるために、ターゲット層を明確にした原稿作成、わかりやすい職種名への変更、原稿内へのキーワードの盛り込みなど、状況に合わせた改善をしましょう。
このマーケティングブログでも、ケース別の運用ノウハウを紹介しています。
運用のどこでつまずいているのかを明確にして、解決策を試してみてください。
最後に
求人が非掲載になる事象は今後も続くと思いますので、もし運用中の原稿が非掲載になっていた場合は、この記事を参考に、改善を試してみてください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。