こんにちは!リクルーティング・パートナーズ株式会社の中島です。
「新入社員からの質問に答えてみた」シリーズ第3回目!
今回は新入社員の坂田さんから質問があった「固定残業代とは?」「求人への記載は必須?」といった質問について、先輩社員とのやり取りをもとにご紹介します!
【質問1】固定残業代とは?
求人に「固定残業代」って言葉がよく出てくるのですが、固定残業代とは毎月の残業代が固定で決まってることですよね…?
大きな意味ではそういうことだね!
ただし「何時間残業しても残業代が固定」ってわけではないよ!
よかったです…何時間残業しても同じ額しか支払われないのかと…!
それだと大変だよね!(笑)
【回答】固定残業代とは、あらかじめ決めた時間分の残業代を毎月固定で支払う制度!
固定残業代とは、あらかじめ「20時間」「30時間」とか時間を決めて、その分の残業代が毎月固定で支払われる制度のこと!
「みなし残業代」ともいいますよね。
その時間分は残業したとみなして、定額で残業代を支払う制度ってことですね!
そうそう!ちなみに、あらかじめ決めた残業時間のことは「固定残業時間」っていうよ〜!
なるほど!
では…その「固定残業時間」に実際の残業時間が満たなかった場合は、どうなるのですか…?
固定残業時間分の残業をしなくても、固定残業代は支払われる!
「固定残業時間よりも実際の残業時間が少なかったから」って理由で、固定残業代を減額されることもないよ!
そうなんですね!
では、「固定残業時間」を超えて残業をした場合は、どうなるのですか…?
固定残業時間を超過した場合は、別途で残業代を支払うことが義務付けられているよ!
たとえば、固定残業時間が30時間の会社で、36時間残業をした従業員がいた場合、6時間分は別途で残業代を支払わなければいけないってことですね。
なるほど~!
<ここまでのまとめ>
・固定残業代とは、あらかじめ決めた時間(固定残業時間)分の残業代を毎月固定で支払う制度
・実際の残業時間が「固定残業時間」に満たなかった場合でも、固定残業代は支給される
・実際の残業時間が「固定残業時間」を超過した場合は、別途で残業代を支給しなければならない
【質問2】固定残業代はIndeedなどの求人に記載必須?
あと、そもそもの話なのですが‥・なぜ固定残業代制を導入する企業が多いのでしょうか?
色々理由はあるのですが…
ひとつ紹介すると、固定残業代を基本給に含めて求人に表示させることで、給与を高く見せられるからです。
たとえば固定残業代5万円の求人があったとして、「基本給18万円」よりも、固定残業代を含めて「月給23万円」と書いてあった方が、よい条件に見えますよね。
たしかに!
基本給は同じ求人でも、固定残業代を含めた方が魅力的に見えるかも…
Indeedなどで固定残業代を含んだ求人を作る際に、固定残業代の詳細は記載必須でしょうか?
【回答】固定残業代に関する記載は求人に必須!
必須です!
給与を高く見せようと固定残業代を含めた給与を何も補足せずに提示していたら、求職者は「だまされた!」と思っちゃいますよね。
そのようなトラブルを防止するためにも、求人への固定残業代の詳細は記載必須です!
(2)固定残業代と固定残業時間
(3)固定残業時間の超過分は残業代を別途支給する旨
参考:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000184068.pdf
上記3点を表記していないと求人を掲載できない媒体もあるので、固定残業代については必ず記載するようにしましょう!
まとめ
今回は「固定残業代」について紹介しました!
固定残業代を含めた給与を記載することで、「好条件の求人に見せることができる」といったメリットはありますが、求職者の方に誤解を与えないための配慮が必要です。
求人に固定残業代を含めた給与を記載する際は、固定残業代の内訳を必ず記載するようにしましょう!
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引き続き、Indeedについての最新情報や運用のコツなどをお届けしていきますので、どうぞお楽しみに!